行動すること
「言うは易し、行うは難し」という言葉がありますが、勉強にもそれに似たことが言えるように思います。中学生にとって勉強なんて、確かに面白いものではないと思います。やらなければいけないこと、義務というような意味合いが大きいと思いますが、実は何かをやろうと思い立ったことをちょっとやったりするだけでなく、継続して続けようと思う場合には、ほとんど何にでも当てはまるのではないでしょうか?ただ、ここのところそれが非常に深刻な生徒もおり、何とかしたいと思っています。長い間行動を起こすということをしていなかった生徒の場合には、ちょっとやそっとではそれが変えられないので、ただ根気よく伝え続けるだけではなく、本人の普段の環境を変えてみることも一つの手段ではないかと思います。地方留学というのはそのいい例ではないでしょうか。ただ、地方留学が確実に本人を変えられるか?というと、そうではありません。また、本人が楽しい、と思えるような何かを見つけられるような学校選択をする、というのも一つの手段だと思います。但し、これも確実に見つけられるというわけではありません。最終的には、本人がどれを選択するかということに任せたうえで、周りは祈るしかないというのが現状です。中学3年生の場合には、そういう手段も使って刺激を与えるという方法がありますが、中学1年生、2年生となると、これがかなり難しく、毎回のように行動すること(勉強すること)の必要性を説明したり、やろうと思うだけで何もしないということの結果について話したりしますが、大きな変化はなかなか現れませんが、現在まで自分の力不足もあり、有効な手段が見つかっていません。中学3年生になって、ある意味自分の人生の最初の選択の時期がきて、ようやく「やっておけばよかった」ということのないように、それでも伝え続けなければいけないと考えてはいますが、なかなか悩ましい状況です。
学校選択
高校受験では、大きく分けて2つの選択肢があります。それは私立高校にするのか、公立高校にするのかというものです。少し前までは、私立高校は学費が高いということで避けられることも多かったのですが、今は助成金などもあり、そういう意味では経済的な部分での問題はかなり減ったと思います。それでは、どういうことを基準に学校を決めればよいのかというと、実際に学校に足を運んで、自分がいいと思った学校を目指すのが良いでしょう。そのためには、学校説明会よりも学校公開や授業公開、体験授業というようなものを利用するのが良いと思います。それから、文系や理系という面からも学校を選択するという場合もあると思いますが、中学3年生の段階では、よほど嫌いな科目、苦手な科目がない限りは、そういう選択はお勧めしません。嫌いだったのは先生だったり、先生の教え方だったりすることが多いので、進学した高校で良い先生に巡りあうことが出来れば、それは変わっていくのではないでしょうか。
ダーマエ先生
イガスの古株の先生たちには、非常に癖のある人が多かった。そんな中ではまだそれほどでもなかったのが、ダーマエ先生だ。ダーマエ先生は、一言でいえば、超真面目。たばこの煙が大嫌い、勉強しない不良が大嫌い、ビールはヱビス一択、みたいな人だった。そして、宿題を大量に課す先生だった。ある時、生徒の一人が「宿題をやるのが大変で、ほとんど眠れなかった」と言っていたのを聞いたことがあった。ただ、そんな先生も、勉強ができないけれど一生懸命な生徒が苦手だったと思う。問題を読んで一生懸命考えるのに、どうしても理解が出来ないという生徒と宿題すらできないレベルの生徒は、大体と言って良いほどこちらに回ってきた。その当時の僕はかなり精神を削られたと思う(笑)。そんなダーマエ先生は、一度はイガスを去ったのだが、就職した仕事先が合わなかったのか、再びイガスに戻ってきた。ただ、ヤマダイ先生が急に亡くなってしまい、その後の体制になじめなかったのか、イガスを去ってしまったのだった。ダーマエ先生、今は何をしているんだろう。
生徒の珍発言!?
先生「江戸時代、大阪は何と呼ばれていた?」
生徒「将軍の台所」
先生「遠すぎ、デカすぎ」













